お雑煮のブログ

ほぼ偏見

散歩

地元の匂いは凄く地元の匂い

 

 

マスク

 

 

誰もいない帰り道でふとマスクを下げ鼻だけ出すと香る地元の匂い

 

僕は散歩が好きで思ったより暖かく過ごしやすいなと思う日の夜とかに20分とか30分とか、長くて一時間くらい散歩をする。

 

 お決まりのコースがあるわけではないが、なんかこっちに行くとスッキリするっていう道はあるので気の向く方向へ進む。

 

遅いときは10時頃に散歩に行くのでもう人があまりいない。別に最寄りの駅に行くわけでもないし、商業施設が連なる場所に行くわけでもないのでマスクをたまに外す。

 

 

 

 

 

 

 

 

マンションの横の小道を歩く。

右は誰かの畑で昼は鳩が地面にある何かを良くつついている場所だ。あれ何なんだろ。

 

少し歩いた所でお風呂の匂いがする。

自分の家のお風呂の匂いじゃないのに懐かしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

友達の家の匂いを嗅いだときの感覚に近い懐かしさ。

 

もう久しく友達の家には行っていない。

 

グッピーを飼っていた友達の家の匂いはクセが強めの匂いだったが、それが良かった。

 

何時間か遊ぶと匂いにも慣れ、また明日ねと帰る。

 

次遊びに行くときにはまた「クセ強い匂いだなぁ」なんて思うんだろう。いつになるのやら。

 

 

 

 

 

 

 

結局僕が行う「散歩」という行為には少し「自分に酔う」っていうテーマがあって

 

「自分はこんな感性がありますよ」とか「自分は散歩中のこんな場面に感化されましたよ」っていう素人のアーティスト気取りなところが殆ど

 

「なんでこんなに素敵な匂いがあるのに皆は携帯ばかり見てセルフィーを撮っているんだ!」って自分は皆とは違うんだぞって。

 

お前は素敵な考えや思想を持っているんだぞ!って

 

凄い五感が鋭くなって、色んな事に目や鼻や耳を向けられる、そういう自分に散歩の時間だけなれるんですよ。

 

普段の生き方だったり考え方の源、この散歩が自分の一部を支えていると言っても過言ではないんです。

 

ほらこの文章だって自分に酔ってる。

 

 

 

 

 

 

 

それと地元の匂いは素敵です。